外壁塗装の劣化と補修方法~家を守るために症状を放置しない!原因と対策を詳しく紹介
外壁塗装は、私たちの住まいを日々外からの「雨」「風」「紫外線」といった自然の要因から建物を守るコーティングの役割を果たしてくれています。車にワックスをかけるように外壁にも「塗装メンテナンス」が必要です。外壁は時間とともに少しずつ「劣化」が進み、色々な劣化の原因により建物に不具合が生じます。不具合が生じる前に早めの対策をお勧めします。
この記事では、「外壁塗装」の劣化の「原因」や「症状」、「対策」や「補修」「再塗装」に適したタイミングまで、やさしく、わかりやすく解説・紹介していきます。初めての方でも安心して読めるような内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【なぜ外壁塗装が必要なのか?その理由とタイミング】
美観だけじゃない!塗装=家のプロテクター!
塗り替えの目的は、「見た目を美しくする美観」のほかに、「建物の保護」という重要な役割があります。さらに、「遮熱」など快適に過ごすための「機能性向上」もあります。
役割1:「美観の維持」 外壁表面にチョーキングなどの汚れが出る前に美しい状態を保つことができます。
役割2:「建物の保護」 紫外線や風雨などの影響を「強く」受ける外壁を塗膜によってしっかりと保護します。
役割3:「機能性の向上」遮熱性・防水性などの性能を持つ塗料を選ぶことで快適性を高めることができます。
外壁塗装は住まいを保護し、「防水性」や「耐久性」を維持するために必要な作業です。塗装は時間の経過とともに劣化し、防水の機能が低下していきます。
塗替えを考える時期は「外壁や屋根の色が色あせてきた、汚れが気になる」などで考えられる方が多いと思います。その外壁や屋根の色褪せや汚れは、塗替えのサインです。塗装の「保護」機能が失われかけているサインです。
外壁の塗替えのタイミングは外壁材や環境(海に近いなど)のもよりますが、一般的に「10年~15年」ほどで塗替えの時期が訪れます(2回目の塗替えであれば前回塗装で使用した塗料によっても異なります)。築年数や外壁の状態を把握し適切なタイミングで外装劣化診断をすることをお勧めします。診断は前回塗装してるのであれば塗装業者の定期点検時や信頼できる塗装業者を探して診断されることをお勧めします。
また、屋根も同じく劣化が進むため、外壁塗装と合わせて工事することをお勧めします。効率よく費用も抑えられます。診断をお願いする時に屋根の雨漏りが気にっていたら、必ず屋根裏も確認してもらいましょう。スレート瓦の場合、縁切り不良で屋根裏の野地板に雨染みがある場合があります。
【劣化のサインと症状をチェック】
弊社に寄せられた相談から見えてきた住宅塗装の相談で多い「不具合箇所ランキング」を以下にまとめてみました。
1位「外壁のひび割れ」原因:地震・建物の揺れ 下地の乾燥不足/経年劣化
2位「屋根の塗膜が剥がれ・退色」原因:紫外線・風雨 下地洗浄不足/塗膜厚不足
3位「外壁チョーキング」原因:塗料の経年劣化 紫外線・風雨の影響
4位「コケ・藻・カビの発生」原因:」湿気 防カビ性能の低い塗料の使用
5位「付帯部(破風板・雨樋・軒天)の塗膜剥がれ 原因:下地処理不足 不適切な塗料/経年劣化
6位「シーリングの劣化」原因:経年劣化/施工不良
7位「雨漏りや結露による内装被害 原因:外壁ひび割れ 屋根材の劣化/縁切り不良
(当社調べ)
以上のような症状がないかまずご自身で「見て」「触って」判断してみてください。
(チョーキング)
(塗膜剥がれ)
(コケ・藻発生)
(変色・退色)
(ひび割れ)
(コーキング切れ)
【塗装の大切さ】
築15年目の一戸建てで、外壁に少しクラック(ひび割れ)が入っているだけに見えました。しかし雨水が内部に侵入して、内部の木部の「腐食」があったというケースでした。
これは初期のサインを見逃し、放置してしまった結果です。ほんの小さなひび割れでも、実は大きなトラブルにつながることがあります。この他にも多く初期の不具合サインを見過ごして大きな劣化になったケースもあります。
一方で、あるお客様は築10年目で定期的な診断を行い、早めの補修と塗り替えを実施したことで、建物の寿命を長く保つことができています。このようにしっかり対策を行えば、安心ですね。
住宅の不具合を防ぐには、適切な下地処理や塗料の選定、定期点検が重要です。早期発見と適切な施工で美観と耐久性を保てます。上記の不具合ランキングが出てきたらすぐに相談しましょう!!
【塗装会社から塗装工事の見積を取る時の注意事項】
弊社でお客様のお渡ししてる「プロが教える塗装の知識と選び方」~失敗しない塗替え術~Q&Aより
Q:見積を複数社取ると㎡数が違うのはなぜ?
A:足場面積は各部位の長さ・高さを知るための建築図面や実地の計測が必要となります。近年はCADと呼ばれるコンピューターを使用して正確な面積を算出しています。※一式見積は注意が必要です。
Q:足場代無料、足場代半額はなぜ?
A:塗装業者の多くは足場を足場専門業者さんに組み立てをお願いしています。その為、足場無料や半額はありえません。その分、塗装工事に含まれるので注意が必要です。※大幅な値引きは注意が必要です。
Q:塗替えに適してる季節はいつ?
A:どの季節でも塗装工事の注意点さえ守っていれば塗装工事を行うことができます。気温5℃以上で湿度85%以下であれば塗装は可能です。
Q:塗装時の塗り重ね乾燥時間とは?
A:塗装工事において、塗り重ね乾燥時間(インターバルタイム)は非常に重要です。適切な乾燥時間を守らないと、仕上がりの品質や塗膜の耐久性に悪影響を及ぼす可能性があります。下塗り後に中塗をおこなうまでの乾燥時間、中塗り後に上塗りをおこなうまでの乾燥時間のことです。※商品ごとに異なります。
Q:相見積もりは何社取ればいい?
A:3社ほど見積を取るようにしましょう。見積を比較するなかで「なぜこの会社はこんなに安いのか」などの疑問に思うことがある場合があります。
Q:塗替えの工期期間はどれくらい?
A:戸建てで10日~14日程度かかります、(塗装する面積や他工事で変わります)雨が降ると施工はできませんので、その分工事の期間が延びる場合があります。
弊社でお客様のお渡ししてる「プロが教える塗装の知識と選び方」~失敗しない塗替え術~。必要であればお送りしますのでご連絡ください。必要部数をお送りいたします。
以上の内容を確認しながら、失敗しない外壁塗装をおこなってください!!また塗装会社のホームページで施工事例やお客様の声が掲載されてるサイトも参考にし「自分」に合う業者選びが重要です。
【塗装後の品質保証体制が整っているか?】
塗装工事を仮に手抜き工事をしていても、塗装後すぐにはわからないことがほとんどです。手抜き工事が分かるのは塗装後少し経ってからです。まだ劣化するタイミングでないのに、塗装が変色、退色し始めて塗膜剥がれも起こってる。不具合の連絡を塗装業者に連絡しても連絡が取れないなど逃げるように去ってしまってるケースがあります。もしもこのような心ない業者の手口に引っかからないためにも、契約前に保証体制を確認しておきましょう。
塗装工事には新築工事と異なり、保証の義務がありません。「何を」「どこまで保証してくれるのか」内容や範囲まで確認しましょう。
保証書は必ず書面で残すことで「言った」「言わない」という無用な争いをさけることができます。
【※ここも大事です】
また、国が推進する「住宅リフォーム瑕疵保険」や「いえカルテ」などの制度に対応している塗装業者かどうかも、信頼性を判断するポイントになります。これらの制度を扱える業者は、一定の基準を満たしている証でもあります。
さらに、「建設業許可(塗装工事業)」を取得しているかどうかも、業者選びの大切なポイントです。
建設業の許可は、原則として請負金額が500万円以上となる工事に必要とされており、取得するには経営状況や過去の実績、専任技術者の有無など、厳しい審査をクリアしなければなりません。
そのため、この許可を取得している業者は、一定の信頼性と実績を備えていると判断できます。
実際に、最近テレビでも報道されていたように、建設業許可を持たずに500万円を超える塗装工事を請け負っていた業者が、違法として摘発・逮捕されるケースもありました。
安心して工事を任せるためにも、「建設業許可の有無」は必ず確認しておきたいポイントの一つです。
問題が解決しない時は早めにお近くの「消費生活センター」ご相談ください。
【まとめ】
外壁塗装は難しいことのように思われがちですが、きちんと情報収集し、信頼できる業者を見つけて相談すれば安心して進められます。
・見積もりは複数取り(3社ほど)、特に「塗装面積」「塗料の使用缶数」「施工項目」の違いを比較。
・「定期点検」や「保証体制」を明確にしてもらう。
・「不具合現象」を初期段階で「補修」すれば費用を抑えることができます。
気になる方は、お気軽にご相談ください。塗装のお悩みやご質問がある方は、気軽にご連絡ください。見積や診断は無料で対応しております。また問題が発生した後の相談もお受けしております。電話・メール・訪問すべてOK!最適なプランをご提案いたします。
































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2025/05/10(土)
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