お役立ちコラム

【塗料の使用期限はいつまで?意外と知らない塗料の消費期限!製造年月日から見る正しい消費期限について解説します】

お家の塗替えをお考えの方の中には、塗料の消費期限について知らない方も多くいらっしゃいます。このコラム記事では、外壁塗装、屋根塗装の塗替え工事で使われる塗料の基本的な消費期限や製造年月日の確認方法、塗料保管時の注意点などを詳しく紹介・解説します。これらを理解しておくことは、施工後の品質保証にもつながります。

 

【塗料の製造年月日と表示の確認方法】

塗料メーカーが製造する商品には、製造年月日の表示があります。これは塗料の状態や機能を正しく判断する上で基本的な情報です。表示方法はメーカーによって異なりますが、一般的には缶の側面に記載されています。表示が見えにくい場合や記載がない場合は、施工会社の担当者に気軽に質問して解決しましょう。担当者が情報を知らない場合は注意が必要ですね!!

青枠のロット番号から製造年月日を確認できます。

 

 

お家の塗替えをされる方がほとんど知らない情報をお伝えします。ご自身のお家の塗替えで使用する塗料が塗料メーカーから出荷されたことを証明する「出荷証明書」という塗料メーカーが発行する書類があります。この証明書には工事名(お客名)、製品名、色相、規格容量、出荷数量、出荷日などの情報が一覧で記載されています。出荷証明書の仕様は塗料メーカーごとに異なります。この出荷証明書を塗料メーカーから取り寄せることも可能です。戸建て住宅の塗替えでは使用されることはほとんどありませんが、必要であれば事前に施工業者に相談されることをお勧めします。(公共工事では工事終了後に必ず出荷証明書を役所に塗料の施工前、施工後の写真と一緒に提出しなければなりません)

 

【塗料の使用期限の目安】

塗料の使用期限は製造年月日から未開封なら約1~2年以内、開封後なら約1年以内という時間が一般的な目安です(塗料メーカーや塗料の種類によっても変わります)。開封後の塗料は、塗料の状態を確認して分離や固化が無いかを確認して問題が無ければ使うことが可能です。

保存の仕方が適切でない場合や湿気の多い場所、直射日光にさらされる環境では、開封後1年以内でも使用できない可能性もあります。特に水性塗料は溶剤塗料に比べ劣化が早いため、分離したり固化したりします。保管状態には注意が必要です。

 

【塗料を適切に保管する方法と注意点】

塗料を長く良好な状態で保存するためには、直射日光の当たらない湿度が少なく温度変化の少ない場所(塗料保管専用倉庫や危険物倉庫など)で保管することが重要です。危険物倉庫には通気口や換気装置の設置が消防法で義務付けられているため、倉庫内は高温になりにくい作りになっています。開封後の塗料を保存する際は、開封

した缶の蓋をビニールなどでしっかり覆い、塗料が空気に触れないように保護するのがポイントです。
塗装業者によっては、在庫塗料を使用する提案をする事例もあります。在庫塗料を提案された際には必ず塗料の製造年月日、缶の開封日、保管場所、塗料の状態などの情報を担当者に確認しましょう。

 

 

※在庫塗料はしっかりと管理されていれば不良品ではありません。弊社では在庫塗料を多くのお客様に提案し使用していただいております。在庫塗料を使用する時の金額のメリットもしっかり伝えています。SDGsの観点からも在庫塗料の提案を進めています。塗料の廃棄は、食品ロスのようにテレビやホームページなどで取り上げられないためあまり知られていませんが、国内での年間の塗料の廃棄量は11万トンと推計されています。一斗缶に換算すると約660万缶にも相当し産業廃棄物として廃棄されています。廃棄塗料のほとんどは液体で廃棄されるため焼却処分となります。弊社では廃棄塗料専用フィルムを使い廃棄塗料は固体で処分しています。(なぜ固体で処分するのかは別の記事でお伝えします)

 

【塗料の消費期限を過ぎた場合のリスクと原因】

消費期限を過ぎた塗料や、開封後長時間経過した塗料を使った場合、外壁や屋根に施工した後、数年以内に劣化が目立つ場合があります。変色退色や白化現象(チョーキング現象)などの劣化が起こる可能性が高くなります。これらの原因は、塗った塗料の塗膜が早期に劣化し塗装後数年で起きる場合があります。塗料の選定は、施工業者と十分な相談を行い、施工後の保証内容や定期点検の有無を事前に確認することが大切です。適切な塗料を使用し、定期的なメンテナンスを実施することで、お家の美観と耐久性を長期間維持することが可能になります。

 

【塗料の選び方とおすすめ情報】

塗料選びの際は、まず塗装業者から保証内容を明確に文章で提示してもらうことや、過去の施工実績を確認することが重要です。また、提案されるそれぞれの塗料に適した塗装対象の材質素材(外壁部分、屋根部分、付帯部分)に対しての施工方法についても、事前によく施工業者に確認しましょう。使用する塗料や塗料の使用量について十分な説明を受ることが必要です。塗料にはいろいろな機能が備わった塗料もあります。遮熱性の高い塗料、非常に汚れが付きにくい塗料など。また施工前の不具合箇所(屋根の割れや外壁コーキングの切れなど)の是正方法も確認が必要です。施工後にも不具合があった箇所の是正後の写真を施工業者に撮ってもらい確認しましょう。定期点検に来てもらう時期も確認しましょう(例:1年、3年、5年、10年など)定期点検で不具合が発生した時のメンテナンスについての費用についても確認しましょう。

塗料には、塗料メーカーが定めている施工要領書があります。施工要領書には、外壁や屋根や付帯部の素材に対して1㎡あたりの塗布量や、施工に適した温度・湿度、下塗りを塗装後、中塗りまでの塗り重ね乾燥時間や、中塗りを塗装後、上塗りまでの塗り重ね乾燥時間(※塗料メーカーによって異なります)などが詳細に記載されています。
必要であれば、施工要領書(多くはカタログに表示されています)を提出してもらい、しっかりと説明を受けることが大切です。また日々の施工状況も一日の作業終了時その日の作業内容の説明を受けましょう。
正しい知識を持って、失敗しない塗替え施工をおこないましょう。


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