屋根の塗装メンテンナンスについて
屋根の汚れが目立ってきて、雨漏りもするようになった。 そろそろ屋根の塗装をするべきなのか、するとしたら費用はどれくらいかかるのか? 塗料はどんな種類があるのか?DIYでもできるのか?と疑問に思っていませんか?
屋根は紫外線・雨・風などから家を守る役目を果たしています。 屋根は過酷な外部環境の影響を直接受けるため、痛みやすく劣化の進行が早い箇所です。 にもかかわらず、普段頻繁に目にする箇所ではないため、劣化の進行に気づきにくい箇所でもあります。
屋根の劣化を放置すると雨漏りが進行して、内部が腐食し、耐久性を下げてしまう恐れがあります。 どんな基準で屋根塗装を行うべきなのか、どんな点に注意しておけばいいのかわからないことが多いのではないでしょうか。 今回は屋根塗装を行うときに押さえておきたいポイントをまとめました。
①屋根塗装の必要性 屋根材は塗装されており、塗料の防水性によって雨漏りを防いだり、遮熱機能で熱を少なくしたり、と様々な機能を塗装によって付加されています。 冒頭でも説明したとおり、屋根は日々、紫外線や風雨を直接受けている箇所で、劣化が進行しやすい箇所です。 塗装による防水性が失われると雨漏りが発生し、家の内部を腐らせてしまいます。 ですから、そのようなことにならない為にも塗装による定期的なメンテナンスが必要なのです。
②屋根塗装の必要性 そもそも「耐用年数」とは何のことなのか、確認しておきましょう。
【耐用年数とは】 屋根塗装・外壁塗装における耐用年数は、塗料の機能・効果が十分に発揮できる目安の期間を指す。 例えば、防水性を持った塗料で耐用年数が10年とすると「塗装してから約10年間は防水性を維持できますよ」と、塗料メーカーが仕様として公表していることになります。 塗料の特長と耐用年数 塗料は、原料として使用している樹脂のちがいで機能・効果、そして耐用年数が変わります。
ここで、主な塗料の種類と耐用年数をご紹介します。
アクリル樹脂系塗料:約3~5年 ウレタン樹脂系塗料 約5~7年
シリコン樹脂系塗料:約7~10年
フッ素樹脂系・無機系塗料:約10~15年
次に、戸建住宅で使われる主な屋根材の特徴と、塗り替え時期の目安です。
スレート瓦
●屋根材の特徴 セメントと石綿を85:15の割合で混合して作られた厚さ4.5mmの薄い瓦。 日本瓦に比べると、軽量で施工しやすい。施工後20年を過ぎた頃から下地の板(野地板)が傷みはじめる。 ●新築からの塗り替え目安 約7~8年
セメント瓦
●屋根材の特徴 セメントと川砂を重量比1:2~1:3で固練りに混ぜたモルタルを型に入れて成形した瓦。 陶器瓦と比べて均一性に優れ、座りが良く一定した並びになる。瓦の中では軽量なので災害等には強いが、紫外線・風雨・温度変化等 で塗膜の劣化が進行すると素材のセメントの劣化も早くなる。
●新築からの塗り替え目安 約10年
金属屋根
●屋根材の特徴 鋼板類(鉄)と、銅板・アルミニム・ステンレス等の非鉄金属がある。一般に鋼板類は強度を持ち、非鉄金属は耐食性に優れている。 軽量・防水性、加工性に優れている。
標準の耐用年数は10年~20年と言われている。
屋根塗装におけるコストについて
つい塗料の価格にばかり目が行きがちですが、コスト面ではどんな選択肢や考え方があるのでしょうか。
塗装と葺き替え・カバー工法 「塗装と葺き替え、どっちのほうがコスパがいいの?」というお悩みを耳にすることがあります。
数年ごとに塗り替えが必要な塗装よりも、屋根材ごと新品にしてしまう葺き替えのほうが、多少コストはかかっても長持ちしそうなイメージがありますね。
〇 屋根葺き替え 雨漏りや下地の腐食が進んでしまった場合の屋根メンテナンス
屋根葺き替え工法
既存の屋根材を撤去し、下地材の補修または取り替えを行い、新しい屋根材を設置する。
屋根カバー工法
既存の屋根の上に新しい屋根材を設置する方法 葺き替えというのは、屋根の劣化がかなり深刻な状態で、塗装では解決できない場合に採用されるメンテナンス方法です。
ただ、葺き替えとなると、屋根材をすべて取り替えるので材料費が高くなる上に、撤去した屋根材の処分費も考えなくてはなりません。 屋根の劣化状態がそこまで深刻でない場合は、塗装でも耐用年数・コストともに十分満足のいくメンテナンスができます。
劣化状況に応じたメンテナンス方法を選択することが、結果的にコストパフォーマンスにつながるのです。
まとめ 屋根塗装は、大切な家を長く守るために行うもの。やはり「安かろう悪かろう」ではいけません。「耐用年数×コスト」のバランスを考えて、 無理のない予算で長く家を守るプランを選ぶことが大切です。
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宗像市、福津市、古賀市、鞍手町、直方市
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