【フクモト工業の経験から語る!】雨漏りの対処方法から修理方法まで!
もうすぐ梅雨に入りますが、気候の変動などで、豪雨が心配になる時期ですよね。フクモト工業でも、昨年は広島や朝倉にボランティアに行き、豪雨の被害を痛感しました。
幸い大きな被害はなくても、雨が降った次の日、雨漏りを見つけたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなみなさまに、今回は雨漏りを止めるための最適な方法と補修方法をお伝えさせていただきます。
1.雨漏りの悪影響と原因
天井から水が落ちてきたり、シミを見つけた場合、早急な対応が必要になります。修理や調査には専門的な知識が必要になるので、専門の業者に依頼することをおすすめします。実は、雨漏りを放置した場合、家だけでなく、様々な影響を及ぼします。
1-1.雨漏りが引き起こす悪影響
雨漏りをしている場合、侵入してきた水による湿気・水分が起因して、まず躯体の木造部分が腐食しはじめます。湿った木材はシロアリの大好物。ただでさえ耐久性が弱まっているところに、シロアリが木材を食い散らかしてしまえば劣化はあっというまに進みます。最悪の場合、膨大な費用をかけて補修が必要になる可能性もあります。
また、湿気の多い場所では、カビも発生しやすく、アレルギー疾患、感染症など、皆様の健康や心にもダメージを与えるところが厄介です。
1-2.屋根だけじゃない!雨漏りの原因
雨漏りと聞くと、屋根に問題があるとイメージしがちですが、現在は屋根材や施工技術が進化したため、外壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管などの隙間から水が侵入するケースも見られるようになりました。
もちろん、屋根から雨水が侵入する可能性がゼロというわけではありません。屋根から雨水が侵入したケースでは、室内までの侵入経路がわかりにくく、雨漏りではなく漏水や結露だったというケースもあります。
よくある雨漏りの原因5つをまとめてみました。普段から見える範囲でチェックしておくと、もしものとき安心かもしれません。
・屋根瓦の割れた部分から
経年劣化もしくは台風・地震による外的要因から、屋根のスレート瓦のヒビ割れ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生します。
・ベランダの防水塗膜のヒビ割れから
ベランダの防水工法が塗膜防水(塗料で行なう防水工事)の場合、人の出入りによって擦り切れ、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早く現れる傾向があります。加えて、排水口が詰まっていると雨水が流れず、ヒビから雨水が浸入しベランダ下の雨漏りに繋がります。
・サッシ枠と外壁防水シートの隙間から
通常は外壁をつたって流れていく雨水が、経年劣化によって発生したヒビ割れや縮んだシーリングの隙間から浸入します。そのような浸入を防ぐためにサイディング/モルタル外壁の裏面には、外壁防水シート[透湿防水シート(サイディング外壁)、アスファルトフェルト(モルタル外壁)]がはられています。しかし、施工不良や経年劣化によってサッシ枠とシートの間に隙間ができていると、そこから建物内部へ雨水の浸入を許すことになります。
・給排水管から
給排水管もサッシ枠と同じように、外壁と防水シートを貫通しているためそこに隙間があると雨水が浸入してしまいます。
・天窓から
建材・施工技術が進化して雨漏りしにくくなってはいますが、それでも通常の窓と比較すると雨漏りの原因になりやすい箇所といえます。
1-3.雨漏り調査を業者に依頼?自分でチェック?
雨漏り調査は定期的にプロに依頼するのがベストです。実は雨漏りの原因を特定することが非常に難しいのです。雨漏りの原因は多種多様で、原因箇所の真下に雨漏りが発生するというわけではなく、プロでも原因箇所の特定は骨をおる作業になります。
フクモト工業でも、目に見える形で雨漏りをしていなくても、必ず屋根裏の診断をおこなっています。漏水や雨漏りに気づいていなくても屋根裏の野地板が腐っている場合もあるのです。早い段階で雨漏りを発見できれば修理費も安くなります。ぜひ、調査をご希望の際は早めにご相談ください。
2.雨漏りの修理方法を一挙公開!
2-1.雨漏りが起きたときの応急処置(自分での対応)
雨漏りが発生しているが、連絡をとった業者が来るまで時間がかかるといった場合、皆さんはどう対処されるでしょうか。そんなときのために、フクモト工業がおすすめする応急処置の方法をお伝えします。
〈対処方法〉
・ブルーシートをかぶせる
・排水口をきれいに掃除する(水が流れるようにする)
・防水テープで雨水の侵入口を防ぐ 等
基本的なことですが、すぐに対応が必要な際は、以上の方法が有効的です。ブルーシートや防水テープは劣化が早く、しばらく経って雨漏りが再発する可能性が高いため、応急処置と考えて下さい。その後、雨漏り調査を業者に依頼されることをおすすめします。
また、屋根に登るなどの高所作業は危険が伴いますので、無理な作業はされないようにご注意下さい。
2-2.業者に依頼する場合の修理方法
業者に依頼をすると、雨漏りがどこから発生しているのか、具体的な場所を把握します。その後、修理を行いますが、原因に合わせて様々な方法で修理を行っていきます。
・浮いた棟板金をはずし、新しく打ち直す
・ヒビ割れたスレートをコーキングで埋める、場合によっては新しいものに替える
・割れた瓦を新しい瓦に交換する等
その他にも原因に合わせて、補修や交換を行ないます。
費用は劣化状況によって変わってきます。
安い場合シーリングのヒビ割れ補修で5万円ほどから修理できますが、劣化が激しく外壁塗装も行なうことになった場合は100万円以上かかってきます。
雨漏り補修1~2万円など格安価格を提示している業者もいますが、雨漏り補修の費用はそれほど格安ではないため、応急処置であるケースが大半です。
必ず一時しのぎの応急処置なのか雨漏りを根本的から解決する補修なのか確認しておきましょう。
経年劣化で様々な箇所から雨漏りしている場合などは、屋根の葺き替えをした方が結果として安く済む場合もあります。
葺き替えにかかる費用は、おおよそ130万~160万円ほどです。
→フクモト工業で出している工事の費用詳細についてはこちらをご覧ください。
3.優良雨漏り業者の選び方って?
業者に任せきりではなく、どのような調査を行なうのか、雨漏りの原因はどこなのか、原因に対してどのような工事を行なうのか納得するまで説明してもらうことがポイントになります。
専門知識を持った、腕のいい業者であればわかりやすく教えてくれるはずです。
場合によっては、「突風後に雨漏りし始めた」「築10年もたたないのに雨漏りしてしまった、安く修理できないか」など質問をぶつけてみるのもいいでしょう。火災保険に加入しているかどうか確認してきたり、住宅瑕疵担保責任保険の説明をして安価で工事ができることを提案してきた業者は専門知識があるといえます。
→住宅瑕疵担保責任保険については、こちらをご覧ください。
その他にも、雨漏り修理の実績がどのくらいあるのか、雨漏りの原因特定に秀でた「雨漏り診断士」の資格を持っているかどうかなど、インターネットを利用してチェックしておくと安心です。
フクモト工業でも、お客様に安心していただくために、「雨漏り診断士」を取得しています。
また、以下のような対応をする業者には気をつけなければいけません。
・「大丈夫ですよ、おまかせください!」と曖昧な回答しかしない
・「いま契約してもらえれば割引しますよ!」「いまかなり危険な状態で、このままだと雨漏りが発生しますよ」など契約を急かす
必ず「どうして安くなるのか」「どこが、どのような劣化状態だから危険なのか」など根拠を確認するようにしましょう。もしくは、一つの業者だけではなく、何社か調査を依頼し、比較してみるのもいいでしょう。
地域密着の施工店であるかも重要です。地域密着店は事務所・店舗が近いため、小回りがききやすく対応が早いです。フクモト工業も宗像市・福津市を中心にお客様のご要望があればすぐに対応できる体制を整えております。
まとめ
いかがだったでしょうか。
覚えておきたいポイントをまとめておきましたので、しっかりおさらいしておきましょう。
- 雨漏りの原因が必ずしも屋根というわけではない
- 雨漏りの原因は多種多様で、プロでも特定が難しい
- 普段からポイントを目視でチェックしておき、何か引っかかったら業者に診断を依頼するのが◎
- 不安をやたらとあおって雨漏り工事を行なわせようとする業者には要注意
- 優良業者を見極めるポイントは、どこがどのように劣化しているから雨漏りをしているのか、どのように修理するのか納得するまで聞くこと
- 施工エリア
-
《施工エリア》
宗像市、福津市、古賀市、鞍手町、直方市
※その他のエリアの方もお気軽にご相談下さい。
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