外壁塗装でトラブルを防ぐ「業者選びのポイント」
1.外壁塗装でトラブルを防ぐ「業者選びのポイント」
外壁塗装を検討する時に多くの人が悩むのが「どこに相談するか」「どこに見積もりをお願いするか」「見積もりを2・3社取ったけど、どこがいいのか」などの業者選び。
ネットやチラシなどで業者を調べてみても「どの費用が妥当なのか」「どこまでの工事がいいのか」が分からず、業者選びになやむこともあると思います。
そこで、今回のコラムでは「外壁塗装の業者選びに役立つポイント」をご紹介します。失敗したくない・後悔したくない屋根外壁塗装をするために、参考にされてください。
1.業者の選び方次第でトラブルもある!
外壁塗装をするなら、「安いに越したことはない」と誰でも思うことでしょう。ただ、費用だけで業者をきめて、お願いしてしまうと後々、トラブルに巻き込まれる可能性が髙くなります。
1-1.屋根・外壁に関するトラブルが46%
国土交通省の管轄する公益財団法人「住宅リフォーム紛争処理支援センター」の発表によると、戸建て住宅で多い不具合部位・事象の相談の内容の46%が「屋根・外壁に関するトラブル」となっています。
屋根の雨漏りや外壁のひび割れなどの原因の多くは塗装工事です。屋根・外壁のリフォーム工事に占める塗装工事の割合は高いことから、塗装工事はトラブルが起きやすく、失敗しやすい工事であると言えると思います。
1-2.なぜ、トラブルが起こるのか
屋根外壁塗装は、テレビやパソコンのような完成した商品を見て選ぶことができません。完成した形を見られるのは塗装が終わった後のため、業者から言われたことを信じておねがいするしかありません。
しかし、塗装をする業者の中には手抜き工事をするような業者や専門的な正しい知識がないまま経験だけで工事をしている業者なども少なからず存在しているため、選んだ業者によっては、完成後にトラブルになってしまうこともあります。
トラブルの大半は、屋根・外壁塗装の専門的な知識や技術が必要で何が正しく・安心な工事なのか判断がわからないため、費用が安い業者に一任してしまうことです。
トラブルになる原因は、一番は業者が正しい屋根・外壁塗装をしてくれないことですが、お願いする方も安心できる業者を選べてないこともあるかもしれません。
【トラブルが起こる3つの理由】
➀費用だけで業者を選んでいる
➁塗装の知識は分からないため、基準を知らずに業者を選んでいる
➂どこまで工事をしてくれるか内容を確認せずに業者を選んでいる
2.トラブルを防ぐ業者選びの3つのポイント
外壁塗装でトラブルを防ぐためには、屋根・外壁塗装に対する正しい知識を持って、安心できる業者を選ぶことが大切です。とは言ってもその正しい知識が分からない。そこで、業者選びで知ってもらいたい外壁塗装の基礎知識をまとめてみましょう。
2-1.業者選びのポイント➀「外壁塗装で必ず行うお家の診断でチェック」
屋根・外壁塗装を正しく行うためには、建物の劣化状況や状態をしっかりと診断しなければなりません。ネットやチラシで診断をすると確認したので「どの業者もちゃんとするはず」と思って思っている方も多いかもしれません。
しかし、その診断は安心できる内容なのでしょうか?
業者によっては「事前に屋根・外壁の状況を確認せず、見積もりを持って来た時にさらっとチェック」「屋根に上がらず下から見るだけのチェック」などの診断をすることもあります。また、しっかりと診断をしてくれているようですが、診断している人が「リフォームの営業マン」や「塗装職人」ということもあります。診断をするためには、医者と同じように、専門知識や資格がなければ、正確な診断ができているとは限りません。
診断のプロが診断をしていない場合、素人が見ても分かる劣化内容を口頭でただ伝えるだけで、専門的な診断結果による工事の提案もないことがほとんどです。
診断のプロがしっかりと診断し、屋根・外壁塗装の状況に合った提案をしてくれることが、安心できる業者選びのポイントとなります。
【建物診断内容チェック】
➀屋根に上がって診断してくれるかをチェック
➁資格を持った診断のプロが診断してくれるかチェック
➂診断結果は口頭ではなく、書面で報告してくれるかチェック
2-2.業者選びのポイント➁「見積もり内容でチェック」
屋根・外壁をする時にいちばん気になるのは費用です。多くの人が1社でけでは相場が分からないので2~3社から見積もりをもらい比較して、業者を決めようとされます。
しかし、業者によって「費用はバラバラ」「見積書の書き方もバラバラ」で、どこの業者が正しいのか悩むことも多くあるようです。
見積書には正しい費用の見方もありますが、安心の屋根・外壁塗装をしてくれる
塗装工事は、屋根や外壁だけではなく、軒天や破風といった「付帯部」と呼ばれる部分も塗装をする必要があります。また、塗装する塗料もいろいろ機能を持った種類があり、見積書に内訳まで記載するのが通常です。中には「外壁塗装一式」と書かれ、総額費用しか分からない見積書もあります。このような見積書を提出する業者は要注意です。しっかりと診断もしないで、安い費用の見積書を出してきていざ工事が始まった後に、追加工事・追加請求となり危険性が非常に高くなります。
正しい塗装をするためには、塗料の持つ性能を発揮させるためのルールがあります。そのルールとは、各塗料メーカーが指定している「仕様書(標準施工仕様書)」です。
仕様書には、塗料の性能を確保するための「塗装する面積に対する最低限必要な量」や「塗料の塗り重ね乾燥時間」「塗り回数」「気温・湿度」などが記載されています。使用する塗料の費用は、仕様書をもとに塗装する面積から使用する塗料の量(缶数)が決められて算出されるのですが、坪数(一般的に家屋の床面積や土地の面積で使用される単位)で見積もりされている場合は、仕様書を守ることができません。(仕様書は、塗料メーカーのパンフレットや塗料メーカーのホームページで確認することができます)
塗装工事を願いする場合は必ず塗装工事で使用する塗料の仕様書を業者から取り寄せて確認することをお勧めします。
安心できる業者を選ぶためには、見積書の費用だけでなく、書かれている内容(費用の内容や内訳や使用塗料名など)も確認することが、安心できる業者選びのポイントとなります。
【見積書内容のチェック】
➀費用の内訳が書かれているかチェック
➁塗装面積で費用が書かれているかチェック
➂使用する塗料名が書かれているかチェック
2-3. 業者選びのポイント➂「塗装後の保証」
屋根・外壁塗装は完成しないと見た目の良し悪しはわかりません。
逆に、完成してしまったら正しい工事をしていのかプロでも判断が難しいと言われています。工事が完成し、見た目も良く満足で終わったはずが、1年も経たないのにペラペラとめくれてきたなどの不具合が起こることもあります。
不具合が起きたので業者に連絡してみたが、いろいろ言い訳され、何の対応もしてくれず、逃げられたというトラブルのケースもあります。このようなトラブルにならないためには、どうするか。保証がしっかりした業者を選ぶことがポイントです。
多くの塗装業者が保証をつけているようです。しかし、保証は付いていれば良いとは限りません。保証内容を確認しておく必要があります。塗装の保証には、塗料メーカーが出す「製品保証」と施工店が出す「工事保証」があります。
☐製品保証は、塗料(製品)に瑕疵があった場合の保証で塗料メーカーが塗料代を上限とする保証
☐工事保証は、塗装工事に瑕疵があった場合、施工店が工事に対してする保証
工事保証を出す業者はしっかりとした工事をしたからこそ、工事保証を出しているので、工事保証を出す業者はしっかりとした工事をしたからこそ、工事保証を出しているので、工事保証を付けている業者は安心できる可能性は高いと言えます。また保証書は書面で出してくれるかも重要です。保証をしますと口頭で伝え、いざ不具合不具合が起きても保証をしてくれない業者もいます。必ず保証書を発行してくれるか確認することを忘れないようにしましょう。
保証があってもまだ安心できません。工事後も業者と長くお付き合いしていくには、業者が長く存続していないと保証制度があっても無意味となってしまいます。
業者の事務所や店舗の所在地がしっかりしているか、創業してどのくらい経つ業者なのかもチェックしておくとより安心できます。
3.業者選びで役に立つ「業者選びのチェックリスト」
外壁塗装は経験がないと、どの業者を選べばいいのか不安や心配になることは多くの方が思う事でしょう。
業者選びのポイントさえ分かれば、不安なく信頼できる業者を簡単に見つけることができます。
業者選びのポイントをチェックリストにまとめてみました。
【塗装業者選びのチェックリスト】
(建物診断)
☐屋根に上がって診断してくれる
☐資格や専門知識を持った住宅診断のプロが診断してくれる
☐屋根裏の漏水状況も診断してくれる
☐診断結果を写真や映像の入った書面で提出してくれる
☐診断結果に基づいた提案書を提出してくれる
(見積書)
☐一式見積りではなく工事内容が詳細に分かる見積りを提出してくれる
☐塗装面積(㎡)で見積を提出してくれる
☐使用する塗料名が書かれており、仕様書に基づいた見積りを提出してくれる
(保証)
☐しっかりとした保証(工事保証)がある
☐店舗の事務所の所在地が明確な業者である
特商法に基づいた契約書(約款やクーリングオフ等)で契約してくれる
(まとめ)
このコラムを参考にされて、外壁塗装をされてください。
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